フィギュアスケートのISUグランプリシリーズの最終戦、NHK杯2016が札幌で開催されます。

NHK出場選手の日本人でグランプリファイナル出場の可能性のある羽生結弦選手・宮原知子選手・樋口新葉選手のファイナル出場条件をまとめました。

男子も女子も混戦。

羽生結弦・宮原知子・樋口新葉のグランプリファイナル2016出場条件

ISUグランプリシリーズ2016 グランプリファイナル
ISU Grand Prix Final

男子のグランプリファイナル出場枠は残り3枠。

2試合終了のアダム・リッポン(22P 3位-3位)ボーヤン・ジン(20P 2-5)セルゲイ・ボロノフ(20P 3-4)とNHK杯に出場する羽生結弦(13P 2位)ジェイソン・ブラウン(13P 2位)オレクシイ・ビチェンコ(11P 3位)ネイサン・チェン(9P 4位)ミハイル・コリヤダ(9P 4位)が候補です。

フィギュアスケート・グランプリファイナル2016 男子の出場選手とポイント・出場条件

女子のグランプリファイナル出場枠も残り3枠。

2試合終了のアシュリー・ワグナー(20P 1-6)エリザヴェータ・タクタミシェワ(20P 4-3)三原舞依(20P 3-4)とNHK杯に出場するアンナ・ポゴリラヤ(15P 1位)マリア・ソツコワ(13P 2位)樋口新葉(11P 3位)宮原知子(11P 3位)が候補です。

フィギュアスケート・グランプリファイナル2016 女子の出場選手とポイント・出場条件

羽生結弦のグランプリファイナル2016出場条件

スケートカナダ2位の羽生選手は3位以上、表彰台獲得で最低でも24ポイントとなり上位6人に入るため他の選手の結果に関わらず出場が確定。

4位に入った場合は22ポイント「ネイサン・チェン選手かミハイル・コリヤダ選手が優勝すると9+15の24Pでリードされてしまうため2位オレクシイ・ビチェンコ選手、3位ジェイソン・ブラウン選手」となった場合に出場を逃します。

5位に入った場合は20ポイント、アダム・リッポン選手も22Pを下回るため「ジェイソン・ブラウン選手が4位以上、オレクシイ・ビチェンコ選手が3位以上、ネイサン・チェン選手かミハイル・コリヤダ選手が2位以上」のうち2つの条件が満たされると出場を逃します。

同点の場合など細かい条件もありますが大まかにはこのような条件となります。

NHK杯優勝でグランプリファイナル出場を決めました。

宮原知子のグランプリファイナル2016出場条件

スケートカナダ3位の宮原知子選手が確実に出場できるのは優勝の場合だけです。

宮原選手は11ポイント獲得でポイント上はNHK杯出場選手の3番手に樋口新葉選手と並んでいますが1試合目のSPとFSの合計スコアが樋口新葉選手よりも低いため4番手。

ファイナル出場のためには順位だけでなくスコアも重要になります。

2位の場合は優勝が樋口選手以外の場合は確定、樋口選手が優勝し3位がソツコワ選手、4位ポゴリラヤ選手になった場合は樋口26P、宮原24P(3-2位)、ソツコワ24P(2-3位)、ポゴリラヤ24P(1-4位)で3人が24Pで並びます。

この場合は1試合目で優勝しているポゴリラヤ選手が優先的に選出、2試合の順位が2-3位で同じソツコワ選手と宮原選手は2試合のSP+FSの得点の合計が高い方の選手がファイナルに出場できます。ソツコワ選手は1試合目200点台のスコアを出しており宮原選手とは8点差があるためかなりの点差をつけた2位にならなければなりません。

3位の場合でも樋口選手よりも上の順位ならファイナルに出場できますが4位だと11P+9Pで20P、ワグナー選手の1-6位で20Pと並ぶためポゴリラヤ選手・ソツコワ選手・樋口選手の誰かが表彰台に上がらなくても厳しい状況になります。

NHK杯でアンナ・ポゴリラヤ選手に次ぐ2位になりグランプリファイナル出場権を獲得。

樋口新葉のグランプリファイナル2016出場条件

ロステレコム杯3位の樋口新葉選手もファイナルに確実に出場できるのは優勝の場合だけ。

2位の場合は優勝が宮原選手以外の場合は確定、宮原選手が優勝し3位がソツコワ選手、4位ポゴリラヤ選手になった場合は宮原26P、樋口24P(3-2位)、ソツコワ24P(2-3位)、ポゴリラヤ24P(1-4位)で3人が24Pで樋口選手はソツコワ選手とのスコアでの争いになります。

3位の場合は宮原選手よりも上の順位ならその時点でファイナル出場が確定。4位だと厳しいです。

NHK杯で4位になりグランプリファイナル出場権を逃しました。