フィギュアスケートのISUグランプリファイナル2016、女子シングルの出場選手とグランプリシリーズの結果・ポイントをお届けします。
グランプリファイナル2017 女子の出場選手とポイント・出場条件
↓ファイナル出場選手6人が決定しました↓
女子の全試合の結果のポイントランキングとファイナル出場選手、残りの試合の選手の出場条件をまとめました。
10月から始まるグランプリシリーズ2016では各選手が6戦のうち最大2試合にエントリーし、順位をポイント化してファイナルを目指します。
グランプリファイナルの出場選手の人数はわずか6人という世界一決定戦の中でも出場条件が厳しい大会です。
フィギュアスケート・グランプリファイナル2016 女子の出場選手とポイント
ISU Grand Prix of Figure Skating 2016/2017
エフゲーニャ・メドベージェワ(ロシア)
スケートカナダ優勝 + フランス杯優勝
エレーナ・ラジオノワ(ロシア)
ロステレコム杯2位 + 中国杯優勝
ケイトリン・オズモンド(カナダ)
スケートカナダ2位 + 中国杯2位
アンナ・ポゴリラヤ(ロシア)
ロステレコム杯優勝 + NHK杯優勝
マリア・ソツコワ(ロシア)
フランス杯2位 + NHK杯3位
宮原知子(日本)
スケートカナダ3位 + NHK杯2位
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昨年のグランプリファイナル出場のボーダーラインは24ポイント、優勝と4位や2位-3位の結果に相当します。
ランキング一覧表はスケートアメリカ・カナダ、ロステレコム杯・フランス杯・中国杯の結果を反映した上位6選手とNHK杯出場選手のなかからファイナル出場の可能性を残す候補選手に絞りました。
全選手のランキングはこちらでご確認ください↓
フィギュアスケートのグランプリシリーズ2016 女子のポイントランキング・結果の一覧
Pはポイント、Xはアサイン、エントリーを表します。
USA:アメリカ大会 スケートアメリカ
CAN:カナダ大会 スケートカナダ
RUS:ロシア大会 ロステレコム杯
FRA:フランス大会 フランス杯
CHN:中国大会 アウディ杯
JPN:日本大会 NHK杯
2試合 | 選手 | 国 | P | USA | CAN | RUS | FRA | CHN | JPN |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
☆ | エフゲーニャ・メドベージェワ | ロシア | 30 | 15 | 15 | ||||
☆ | エレーナ・ラジオノワ | ロシア | 28 | 13 | 15 | ||||
☆ | ケイトリン・オズモンド | カナダ | 26 | 13 | 13 | ||||
☆ | アシュリー・ワグナー | アメリカ | 20 | 15 | 5 | ||||
☆ | エリザヴェータ・タクタミシェワ | ロシア | 20 | 9 | 11 | ||||
☆ | 三原舞依 | 日本 | 20 | 11 | 9 |
上位3人はNHK杯の点数が加算されても上位6人から落ちることがないのでファイナル出場が確定しています。
NHK杯出場選手のポイントランキング上位選手
2試合 | 選手 | 国 | P | USA | CAN | RUS | FRA | CHN | JPN |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
☆ | アンナ・ポゴリラヤ | ロシア | 15 | 15 | X | ||||
☆ | マリア・ソツコワ | ロシア | 13 | 13 | X | ||||
☆ | 樋口新葉 | 日本 | 11 | 11 | X | ||||
☆ | 宮原知子 | 日本 | 11 | 11 | X | ||||
☆ | アレーヌ・シャルトラン | カナダ | 7 | 7 | X | ||||
☆ | エリザヴェート・トゥルシンバエワ | カザフスタン | 7 | 7 | X |
※同一ポイントで並んだ場合はより高い順位を獲得している選手が上位、それも並んだ場合はGPSで出した得点の合計が高い選手が上位
候補になるのは2試合が終わって20Pで並ぶ3人とNHK杯に出場する4人。
20P:アシュリー・ワグナー
20P:エリザヴェータ・タクタミシェワ
20P:三原舞依
下記の3人が表彰台を獲得すると2試合終了組にはチャンスがありませんがその他の結果になれば可能性が残っています。
ただし3人以上下位に沈む可能性は低いので可能性がある言えるのはトータルのスコアでリードしポイントランキングの上に立ったアシュリー・ワグナー選手くらいでしょうか。
NHK杯出場のファイナル候補の選手
15P:アンナ・ポゴリラヤ(ロシア)
13P:マリア・ソツコワ(ロシア)
11P:樋口新葉(日本)
11P:宮原知子(日本)
上記4人が下位に沈んだ場合という厳しい条件ですが優勝ならこの二人にもチャンスはありますが可能性はわずか。
7P:アレーヌ・シャルトラン(カナダ)
7P:エリザヴェート・トゥルシンバエワ(カザフスタン)
ということで出場条件の解説は上の5人に絞ります。
1試合目の結果:ロシア・ロステレコム杯優勝
最も出場の可能性が高いのはアンナ・ポゴリラヤ選手。優勝しているので同一ポイントで並んでもファイナル出場が決まるためファイナル出場の最有力候補。
ほかの選手の結果に関わらず4位以上でファイナル出場が確定します。
5位になった場合はソツコワ・樋口・宮原の3人1人が下記の出場条件を満たさなければ出場できますが6位以下だと厳しくなります。
1試合目の結果:フランス杯2位
フランス杯2位のソツコワ選手がほかの選手の結果に関わらずファイナル出場が確定するのは2位以上。樋口・宮原の日本人2人が1-2を決めると3位でも出た得点次第となります。
1試合目の結果:フランス杯3位
11ポイントの樋口新葉選手がほかの選手の結果に関わらずファイナル出場を決められるのはNHK杯の優勝だけ。
2位でも宮原選手が優勝、3位がソツコワ・4位ポゴリラヤの場合は2試合の得点の合計でソツコワ選手を上回る必要があります。
ソツコワ選手とは1試合目の得点で約6点差がついているのでソツコワ選手に6点差をつけての2位でなければ2位でもファイナルに進めません。
3位の場合は表彰台にパゴリラヤ・ソツコワ・宮原の2人が上がると出場権を逃し、4位になると2戦を終えて20ポイントのアシュリー・ワグナーとポイントで並ぶため優勝しているワグナーよりも下のランキングになりまた厳しい状況になるので表彰台獲得は必須。
1試合目の結果:カナダ杯3位
宮原知子選手も他の選手の結果に関わらずGPファイナルに進出できるのは優勝だけです。
2位でも樋口選手が優勝・3位がソツコワ・4位ポゴリラヤの場合は2試合の得点の合計でソツコワ選手を上回る必要があり日本人2人がファイナルに進むのは厳しい状況。
3位の場合は上記と同じようにファイナルを争う3人の2人が表彰台の場合ファイナルに進むことは出来ません。
結果:スケートアメリカ優勝・中国杯6位
スケートアメリカで優勝したものの中国杯で6位と振るわなかったワグナー選手がファイナルに進むには上記4人のうち2人が出場条件を満たせなかった場合に限るのでかなり厳しい条件です。