フィギュアスケート男子シングルのトータルスコア・ショート・フリーの歴代世界最高得点の推移をグラフにしました。
手持ちのデータのなかで最も古い2003年からのデータですが、総合得点・SP・FS共に4名の選手が最高得点を記録しています。
エフゲニー・プルシェンコ選手に始まり、パトリック・チャン選手、高橋大輔選手、羽生結弦選手とやはり世界選手権やオリンピックで優勝するような選手が世界記録を更新しています。
次に世界新記録、歴代世界最高記録を出すのは誰になるのでしょうか。
フィギュアスケート男子ショートの世界最高得点の推移 歴代のSP最高得点と選手
史上初めて80点台のショートの得点を出したのがロシアの皇帝・プルシエンコ選手です。
そしてプルシェンコ選手が90点台を出したトリノオリンピック2006からバンクーバーオリンピック2010翌シーズンのユーロ(ヨーロッパ選手権)まで記録は更新されませんでした。
同じシーズンの世界選手権2011でパトリック・チャン選手が記録を更新、
ソチオリンピック2014で日本の羽生結弦選手が史上初の100点台。
名前 | 日付 | 大会 | SPスコア |
---|---|---|---|
エフゲニー・プルシェンコ | 2003/11 | MasterCard Skate Canada Int. 2003 | 81.25 |
エフゲニー・プルシェンコ | 2004/12 | ISU Grand Prix Final 2005 | 84.35 |
エフゲニー・プルシェンコ | 2005/11 | Cup of Russia 2005 | 87.20 |
エフゲニー・プルシェンコ | 2006/2 | XX Olympic Winter Games 2006 | 90.66 |
エフゲニー・プルシェンコ | 2010/1 | European Championships 2010 | 91.30 |
パトリック・チャン | 2011/5 | World Championships 2011 | 93.02 |
高橋大輔 | 2012/4 | ISU World Team Trophy 2012 | 94.00 |
羽生結弦 | 2012/10 | ISU GP Hilton HHonors Skate America 2012 | 95.07 |
羽生結弦 | 2012/11 | ISU GP NHK Trophy 2012 | 95.32 |
パトリック・チャン | 2013/3 | World Championships 2013 | 98.37 |
パトリック・チャン | 2013/11 | ISU GP Trophee Bompard 2013 | 98.52 |
羽生結弦 | 2013/12 | ISU Grand Prix Final 2013/14 | 99.84 |
羽生結弦 | 2014/2 | XXII Olympic Winter Games 2014 | 101.45 |
羽生結弦 | 2015/11 | ISU GP NHK Trophy 2015 | 106.33 |
羽生結弦 | 2015/12 | ISU Grand Prix Final 2015/16 | 110.95 |
フィギュアスケート男子フリーの世界最高得点の推移 歴代のFS最高得点と選手
男子フリーで史上初めて160点台の得点を出したのがロシアの皇帝・プルシエンコ選手。
それから11年後の2015年にそのプルシェンコ選手にあこがれていると公言している日本の羽生結弦選手が50点もそのスコアを上回る歴代世界最高得点を出しました。
その間は2~3年ごとに高橋大輔選手やパトリック・チャン選手が約10点ずつ世界一の記録を伸ばしています。
名前 | 日付 | 大会 | FSスコア |
---|---|---|---|
エフゲニー・プルシェンコ | 2003/11 | Trophee Lalique 2003 | 158.94 |
エフゲニー・プルシェンコ | 2004/12 | ISU Grand Prix Final 2005 | 167.40 |
エフゲニー・プルシェンコ | 2006/2 | XX Olympic Winter Games 2006 | 167.67 |
高橋大輔 | 2008/2 | Four Continents Championships 2008 | 175.84 |
パトリック・チャン | 2011/5 | World Championships 2011 | 187.96 |
パトリック・チャン | 2013/11 | ISU GP Trophee Bompard 2013 | 196.75 |
羽生結弦 | 2015/11 | ISU GP NHK Trophy 2015 | 216.07 |
羽生結弦 | 2015/12 | ISU Grand Prix Final 2015/16 | 219.48 |
フィギュアスケート男子シングルの世界最高得点の推移 歴代の最高得点と選手
ショートプログラムとフリースケーティングの得点を合わせたトータルスコアはフリーの世界記録が更新されるたびに合わせて更新されてきました。
初めて男子シングルの総合得点が250点台に乗ったのがISUグランプリファイナル2004でのプルシェンコ選手の演技。
2013年にはパトリック・チャン選手が300点台目前の得点を出しました。
そして2015年のグランプリシリーズ第6戦NHK杯で羽生結弦選手が歴代の男子シングルのスコアで初の300点超え。
さらに2週間後のグランプリファイナル2015でその得点を更新しました。
名前 | 日付 | 大会 | 総合得点 |
---|---|---|---|
エフゲニー・プルシェンコ | 2003/11 | Trophee Lalique 2003 | 234.29 |
エフゲニー・プルシェンコ | 2004/12 | ISU Grand Prix Final 2005 | 251.75 |
エフゲニー・プルシェンコ | 2006/2 | XX Olympic Winter Games 2006 | 258.33 |
高橋大輔 | 2008/2 | Four Continents Championships 2008 | 264.41 |
パトリック・チャン | 2011/5 | World Championships 2011 | 280.98 |
パトリック・チャン | 2013/11 | ISU GP Trophee Bompard 2013 | 295.27 |
羽生結弦 | 2015/11 | ISU GP NHK Trophy 2015 | 322.40 |
羽生結弦 | 2015/12 | ISU Grand Prix Final 2015/16 | 330.43 |