韓国で開催される次の冬季オリンピック「平昌オリンピック2018」のフィギュアスケートのロシアの女子シングルの代表選手の候補・選考の対象になりそうな選手の紹介とデータです。
データは平昌五輪の代表選考の予想に活用してください。
ロシアの女子のフィギュアスケートの出場枠は最大3枠で3人の選手をロシア代表として派遣できます。
(ロシア選手団としてではなく個人参加ですが便宜上ロシア代表と表記します。ロシアスケート連盟は個人参加を支援すると表明しています)
選考基準は見つけられませんでしたが、ロシアの代表選考はユーロ選手権後までもつれることも多く、テストスケートが実施される場合もあります。
データは日本代表選考にもある世界ランキング・シーズンランキング・シーズンベストと自己ベストスコア、GPS2017と世界選手権2017の結果を抽出しています。
※ロシアはWADAから資格停止処分を受けておりオリンピックへ出場できるかは12月にIOCが判断することになっています。
平昌オリンピック2018 フィギュアのメドベデワらロシア代表は出場できるのか【ドーピング問題】
男子 アメリカ・ロシア・カナダ
女子 ロシア・アメリカ・カナダ
韓国・平昌オリンピック2018 女子のロシア代表の候補の選手
ロシア代表の候補になりそうな選手をデータを参考に抜粋してみましたがロシア選手権の結果によっては別の選手が代表に選出される可能性もあります。
※2017/12/10現在
選手 | PB | SB | WS | WR | GPS2017 | 世選2017 |
---|---|---|---|---|---|---|
エフゲニア・メドベージェワ | 241.31 | 231.21 | 1位 | 6位 | 1位/1位 | 1 |
マリア・ソツコワ | 216.28 | 216.28 | 3位 | 3位 | 2位/2位 | 8 |
216.47 | 156.89 | 4位 | – | 9位 | 13 | |
アリーナ・ザギトワ | 223.30 | 223.30 | 15位 | 1位 | 1位/1位 | – |
エレーナ・ラジオノワ | 211.32 | 206.82 | 16位 | 10位 | 4位/3位 | – |
エリザヴェータ・タクタミシェワ | 210.40 | 196.68 | 19位 | 24位 | 7位/9位 | – |
セラフィマ・サハノヴィッチ | 191.96 | 189.75 | 30位 | 13位 | 5位 | – |
アリョーナ・レオノワ | 191.39 | 190.95 | 34位 | 12位 | 6位/7位 | – |
ポリーナ・ツルスカヤ | 210.19 | 210.19 | 44位 | 25位 | 3位/4位 | – |
PB=自己ベストスコア SB=シーズンベスト
WS=世界ランキング WR=2017-18シーズンランキング
まずは前回のワールドのおさらい。ロシアの女子は世界選手権2017で1位・8位・13位で代表枠は3枠の獲得となりました。
現・世界女王のメドベデワ選手は今季ジャンプのミスが少し目立つようになりましたがそれでもスコアは231.21点・224.39点とシーズンベストで2番手の218.46点をもつザキトワ選手に10点以上の差をつけています。
ロシアナショナルの優勝候補=平昌オリンピックのロシア代表候補筆頭というだけでなく平昌オリンピックの金メダル候補。怪我等がなければ代表に選出されると予想します。
ザキトワ選手はPB・SBともにロシア女子の2番手。今季ジュニアからシニアに上がったばかりですが今シーズン2試合で210点超えの高いスコアを記録しており去年のロシアナショナルも2位。
ロシア女子の2人目はザキトワ選手になると予想。
3枠目が熾烈な争いになると思いますが昨年のロシア選手権3位はマリア・ソツコワ選手、世界フィギュアにも派遣されロシア2番手の8位。グランプリファイナルでも2位と自己ベストを216点に伸ばしました。
ここに今季PBを210点台に伸ばしたポリーナ・ツルスカヤ選手、PB211点台SB206点台のエレーナ・ラジオノワ選手を加えたの3枠争いになると予想しています。
ポゴリラヤ選手は背中の故障が回復せずロシアナショナルには出場しないとのこと。シーズンが終わったとのコメントが出ています。
シニアのロシアフィギュアスケート選手権は2017年12月、日本選手権と同じ週に行われます。