平昌オリンピック2018(ピョンチャンオリンピック)は韓国で開催される次の冬季オリンピックです。

この平昌五輪のフィギュアスケート女子の日本代表の候補になる選手を紹介します。

女子の日本代表の出場枠は2枠。最終選考会は12月に開催される全日本フィギュアスケート選手権です。

男子・女子

平昌オリンピック2018 フィギュアスケート女子の日本代表の出場選手

第23回オリンピック冬季競技大会 XXIII Olympic Winter Games
Pyeongchang 2018 平昌オリンピック
開催国・開催地:大韓民国江原道平昌
会場:江陵アイスアリーナ

女子:2枠
・宮原知子(全日本優勝)
・坂本花織(全日本2位)

全日本フィギュア2017で発表された日本代表の一覧 平昌五輪・世界選手権・四大陸・世界ジュニア

平昌オリンピック2018 フィギュアスケート女子の日本代表の候補選手

女子シングルの選考基準・・・2枠
1人目:全日本フィギュアスケート選手権優勝選手
2人目:全日本2位、3位の選手とグランプリファイナルの日本人上位2選手、世界ランク日本人上位3人、シーズンランク日本人上位3人、シーズンベストスコア日本人上位3人の中から選考
平昌オリンピック2018 フィギュアスケート日本代表の選考基準と出場条件

女子の選考基準関連データ
世界ランク(WS)シーズンランク(WR)シーズンベストスコア(SB)

選手PBSBWSWRGPS2017世選2017
宮原知子(内定)218.33214.035位9位5位/1位★
樋口新葉217.63217.6311位5位3位/2位★11
三原舞依218.27206.0714位11位4位/4位5
坂本花織210.59210.5922位7位5位/2位
本田真凜201.61198.4218位14位5位/5位
本郷理華199.15189.989位19位6位/7位16
白岩優奈193.18193.1827位15位8位/6位
松田悠良195.56195.5656位89位

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2017年12月10日までの実績での予想です。

下記に挙げる選手は現役選手の中でパーソナルベストが200点超の選手です。

宮原知子・三原舞依・樋口新葉・坂本花織・本田真凜の5選手が自己最高得点200点台を持っています。

平昌オリンピック 女子フィギュア日本代表選手の候補 宮原知子

宮原知子選手の自己最高得点:218.33

ショートとトータルスコアの日本最高得点を持っているのが宮原知子選手。

昨シーズンは疲労骨折により全日本フィギュアスケート選手権での優勝以降すべての試合を欠場し怪我の具合が心配されるところですが日本のエースとして安定した成績を残しており日本代表候補の筆頭。

グランプリファイナルで2年連続銀メダルを獲得、世界フィギュアでも2016年に2位になるなど世界大会での実績は十分。

全日本選手権で優勝し日本代表に内定しました。

フリーの自己ベスト:143.69点(グランプリファイナル2016)
(技術点:73.24点 演技構成点:70.45点)
ジャンプの構成
3Lo 3Lz+3T 3F / 3Lz+2T+2Lo 2A+3T 3S 2A

3回転フリップは回転不足(<)がとられておりパーフェクトな演技ではなかったためまだ伸びしろはあります。

平昌オリンピック 女子フィギュア日本代表選手の候補 樋口新葉

樋口新葉選手の自己最高得点:216.71

ジュニア時代から3年連続で全日本フィギュアの表彰台にあがっている樋口新葉選手も国別対抗戦でPBを216.71に伸ばしました。

2016-17シーズンはジャンプに苦しむことが多くなかなか自己ベストを伸ばせませんでしたがジュニア時代の実績もあり、GPSフランス大会2016ではミスがあっても65.87点の演技構成点が出ているため、来季もノーミスなら同等のスコアが期待できそうです。

→2017-18シーズンのグランプリシリーズでは212.52点(中国杯2位)207.17点(ロステレコム杯3位)と安定した成績を残しておりシーズンベストではトップ。演技構成点も68.20点、67.89点と高い評価を得ました。

チャンピオンシップでの優勝経験はなく、昨シーズンの実績も上記二人に劣りますが2017年のGPSの実績とスコアでは日本人トップ。全日本選手権の成績も期待できるため今季の調子では全日本女王に最も近く代表入りに一気に近付きました。

フリーの自己ベスト:145.30点(国別対抗戦2017)
(技術点:75.65点 演技構成点:69.65点)
ジャンプの構成
3Lz-3T 3Lo 3S / 2A 3Lz-3T 3F 2A-2T-2Lo

昨シーズンは3Lz+3Tを前半と後半に入れ大きな得点源に。3Fでエッジエラー(!)がとられています。

平昌オリンピック 女子フィギュア日本代表選手の候補 三原舞依

三原舞依選手の自己最高得点:218.27

2017年4月の国別対抗戦でフリーの日本歴代最高得点を更新したのが三原舞依選手。

四大陸選手権で優勝しておりこの時62.04点だった演技構成点が世界フィギュアで63.89点、国別対抗戦では一気に70.10点まで伸びています。

この演技構成点が来季のGPSでどう評価されるか注目されましたが中国杯ではつなぎの部分が7点台と評価が低く64.72点で世界フィギュアから微増にとどまりました。

世界フィギュアではSPでミスがありましたがそれでも日本勢最上位、四大陸選手権優勝の実績もあり過去の実績では宮原知子選手に次ぐ日本代表候補といえそうです。

フリーの自己ベスト:146.17点(国別対抗戦2017)
(技術点:76.07点 演技構成点:70.10点)
ジャンプの構成
3Lz-3T 3F 2A / 2A-3T 3Lz-2T-2Lo 3Lo 3S

2016-17シーズンのフリーで飛んだジャンプの種類は宮原知子選手と同じです。

平昌オリンピック 女子フィギュア日本代表選手の候補 本田真凜

本田真凜選手の自己最高得点:201.61(ジュニア)

ジュニアながら200点台のスコアを出したのは2016年の世界ジュニア女王、2017年同大会2位の本田真凜選手。

シニアが12要素に対してジュニアは11要素、時間もジュニアの方が30秒短いなどの違いがあり来季さらにスコアが伸びることは確実。

前シーズンのジャンプの難易度で上記3選手に劣るため来季の構成・伸びしろに注目です。

2017-18シーズンは198.42点のシーズンベストとまだ200点台に乗せられておらずGPSでも2試合で台乗りを逃しているので全日本選手権で優勝しなければ平昌オリンピック日本代表入りは厳しい状況です。

フリーの自己ベスト:133.26点(世界ジュニア2017)
(技術点:70.68点 演技構成点:62.58点 減点:0.00点)
ジャンプの構成
3Lz 3F-3T / 2A-3T 3S 3Lo 3F 2A-2T-2Lo

平昌オリンピック 女子フィギュア日本代表選手の候補 坂本花織

坂本花織選手の自己最高得点:210.59

スケートアメリカ2017で自己ベストを210.59点まで更新しシーズンベスト3番手につけたのは去年の日本ジュニア女王の坂本花織選手。

シーズンベストで3番手につけたことで一気に全日本の表彰台が見え平昌オリンピックの代表候補に。

フリーの自己ベスト:141.19点(スケートアメリカ2017)
(技術点:73.71点 演技構成点:67.48点 減点:0.00点)
ジャンプの構成
3F+3T 3S / 3Lz 3F+2T 2A+3T+2T 3Lo 2A